38's blog

読んだ本や観た映画の自分なりの感想と日記を。

百田尚樹「カエルの楽園」感想と読んだ本まとめ〜7月編〜

 

今日から8月ですね。早い。

日々何にも追われていないはずなのに早い。

もっと有意義に毎日過ごしたいのに寝て終わる。

みなさん今年の夏はいかがお過ごしですか。

 

 

8月一冊目は百田尚樹さんの「カエルの楽園」

私の大好きな人からのオススメで購入&読了。

自分が好きな人がどんな本を読んで何を面白いと思ったのかを想像しながら本屋を探しまわり買って読み始めるまでのワクワクったらないよ。

 

ただ一軒まるまる5〜6階ある大きめの本屋で在庫検索したら、在るはずなのにどこにも置かれていないっていう事態が発生して恐怖。何軒か回って普段行かない小さめの書店に平積みされてました(笑)

 

 

物語のあらすじは、

生まれ育った国を追われ旅に出た二匹のアマガエルが、理想の安住の地として辿り着いた「ナパージュ」という国でのお話。

とても平和なナパージュに住むツチガエル達は、仲間が他のカエルに食べられたりマムシに襲われたり、水やエサに困ることなど有り得ないと考えています。

ツチガエル達はナパージュでの掟「三戒」を守っているから平和に過ごせるのだ、「三戒」こそが私たちを守ってくれると提唱しています。

そんな戒律を不思議に思ったアマガエルは国の様々なカエルたちから話を聞き、誰が正しいのか、何が国にとって良いことなのかを疑問出ししていく。

アマガエル目線で平和な国・ナパージュの結末を見ることが出来る作品。

こんな感じでしょうか。

 

読んでみてまあ賛否ある作品だろうなと納得。

私に政治的な話が出来る頭はないので二十歳そこそこのガキが書いた読書感想文だと思ってぬるい目で読んでもらえると助かります。

※毎度おなじく興味の有る方読む予定のある方は以下注意お願いします。

 

 

物語の登場人物に当てはめられている事物はとても分かりやすく描かれていて、作者から見た日本の現状という感じ。興味のない若者でもこれってあれのこと言ってるんだろうなと察しがつくくらい分かりやすい。

 

個人的な感想として、私たちは、発言力のある大人やその信者が唱える正しいこと(作中では三戒など)を疑問に思ったり不安を感じながらも反論することなくただ問題から目を逸らしているツチガエル達と同じなのかな、と感じました。

 

三戒は絶対に破ってはいけないと唱っていた偉いカエル達はみんなウシガエルの下につき機嫌を取ることで生き存え、無関心な若者のカエル達は甚振られ奴隷にされ終わる。アマガエルのソクラテスが言った「三戒とは宗教みたいなもの」というのは端からみたら本当にそうなのかもしれないと思った。

 

百田さんの本は友人に薦められて二冊ほど読んでいました。面白かった。

代表作であろう「永遠の0」「海賊とよばれた男」は読んでいないけど、放送作家さんだけあって色んな毛色の作品を書く人だな〜という印象。

 

読み終わったあとの感想がどうであれ、私のように頭空っぽな若者に関心を持たせるという点では評価されるべき一冊なのかなと思いました。

 

 

そして7月読んだ本まとめ。

すぐ終わります。

 

【読了メモ7月編】

・嫌な女/桂望実

・ここは退屈迎えに来て/山内マリコ

・アズミ・ハルコは行方不明/山内マリコ

・3センチヒールの靴/谷村志穂

・ある少女にまつわる殺人の告白/佐藤青南

・殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子

 

山内マリコさんにはまりました。

地方都市女子あるあるが盛り込まれてて共感できた。

殺人鬼フジコもおもしろかったな〜続編が読みたい。

 

8月はもう少しまともに冊数読めたらいいかな〜〜

拙い文章に最後までお付き合いいただき

ありがとうございました、また来月!

 

佐藤青南「ある少女にまつわる殺人の告白」を読んで

 

どうやら読み終わって興奮したらすぐ感想を書きたがる癖がついてしまったみたいで。6月に読んだ本の感想でも書こうかな〜なんて言っていたのに無視します。

 

私にとって初めての作家さん、

佐藤青南著「ある殺人にまつわる少女の告白」

たったいま読了しました。

やっぱラストは一気に読み切っちゃいたいよね。

我慢できないよね。

 

本作は2011年「このミス」大賞優秀賞受賞作。

最近わかってきたんだけど、

◯◯大賞受賞作って名のつく本は大体面白いよね。

面白いから評価されてるんだけどね。

気付くの遅いよね。

 

ざっくり内容としては

長峰亜紀という少女にまつわる事件について、当時の状況の証言を集めていくようなお話。児童相談所の所長ら、関係者から話を聞いていく形式で取材者と同じ目線で物語を読み進めていくことが出来る児童虐待をテーマにした作品。

 

第三章に入ってからは早く物語を取り込みたくて目が離せなかった。

興奮してポロっとネタバレしてしまう可能性もあるので興味の有る方はご注意。

 

読んでいる間疑問に思ったことは二点。

誰が加害者で誰が被害者なのかが読み取れない点と、

取材者が誰であるか。

ラストに向けて明らかになるのだが、

このふたつがずっと興味を引っ張ってくれていた。

 

そして児童福祉問題の深刻さ。

専門的に学んでいる訳ではないので詳しいことは分からないけれど、登場する児相の所長が「外野が結果論でいろいろ言うのは簡単だ」という言葉、事実現状も報道されている内容程度の癖にすぐバッシングする世相にぴったりだと思った。この一言ではなくもっとちゃんと訴えている台詞なので是非読んでほしい部分。私も考えさせられた。

 

加筆する前の原題は「羽根と鎖」だという。

亜紀の母親が母親でなくなる過程を感じてしまい胸が苦しくなった。

 

どの人物の目線で物語を読んでも、この中には被害者しかいない。

まさに「連鎖」

逃れてもまた無意識に教育されてしまっている。

悲しい現実に、ラストまで絶望させられる。

読み終わった後もすこし考えてしまう作品でした。

 

 

豪雨が過ぎた北海道は少し肌寒く、

窓を閉める時間を惜しんで読んでいた私はくしゃみが止まりません。風邪かな。

全国の皆さん、気候にも体調にもお気をつけ下さいね。

 

読んだ本まとめ〜6月編〜

 

七月に入り、急激に暑い日々が続いていますね。

 

気温とともに何故か私も忙しく、

気付いたら半月過ぎてしまっています。

本も二冊しか読めていません。フラストレーション。

 

六月は気合いの月でした。

趣味の本も含め、なんと21冊読了。

一日二冊読み終えることもざらでした。

恐ろしい、、、

 

【読了メモ6月編】

・となり町戦争/三崎亜記

・生きてるうちに、さよならを/吉村達也

・家守/歌野晶午

・永遠の放課後/三田誠広

・噂/荻原浩

六番目の小夜子恩田陸

anego林真理子

・イミテーション・ゴールド/林真理子

・コンダクター/神永学

・憎悪のパレード/石田衣良

・娼年/石田衣良

・逝年/石田衣良

・フランス人は10着しか服を持たない/ジェニファー・L・スコット

・世界の終わり、あるいは始まり/歌野晶午

池袋ウエストゲートパーク石田衣良

・配信せずにはいられない/山田悠介

・TABISITE~NEWYORK~/咲人

・何もかも憂鬱な夜に/中村文則

・死刑でいいです/池谷孝司

・名画は嘘をつく/木村泰司

女王様と私歌野晶午

 

石田衣良歌野晶午率がハンパない。

普段読まない作家さんを沢山読む!という目標のもと

色々買ってみたり借りてみたり。

図書館 is ベリー便利。

 

 

上記の中で数冊上げるとすれば、

荻原浩の噂、

石田衣良の娼年・逝年、

池谷孝司の死刑でいいです

この四作が良かったですね。

(憎悪のパレードは思いの丈書き済み。IWGPは言わずもがな。)

 

遠い昔に読んだように感じるけど

読んでからすぐ感想ノートをつけていると、

読んでいたときのことや場所、気持ちなど簡単に思い出せて不思議。

 

自分の言葉で感想を書くように心がけているからこそ、拙い文だな〜と落ち込む。先程上げた四作については、時間があるときにでも改めて感想文にしたいな〜と思っているけれどどうなるかな。

 

今は山内マリコさんの本読んでます。

自分にとって初めての作家さんはメリットもデメリットもあるけど、新鮮でとてもいいです。

 

今現在で今年37冊読了。

80冊くらいは読めるかな??

 

石田衣良「憎悪のパレード」を読んで

 

 

北海道の六月はこんなに寒かったんだっけ、

と思う日々が続いてますね

 

新調したリラコが履きたくて履きたくて

履いたら履いたで部屋の中寒い寒い。

ブランケットがしまえません。

 

また一ヶ月読んだ本メモなど書くと思いますが

絵本を買おうと寄った本屋さんで本書を見つけてしまいました。

 

読んだ後に調べたら、「西一番街ブラックバイト」というのも出てるんですね

オーディオブック化されてるんですね、、、。時代は進んでいる、、、。

 

 

池袋ウエストゲートパーク

 

初めて読んだのは私が中学生くらいの頃

当時はひたすら山田悠介乙一の二択!くらいの勢いで

どんなキッカケで手に取ったかは覚えていないけど

純粋に未知の世界への憧れがあったんだろうな〜と思います。

 

(高校の頃家族ではじめて東京に旅行にいった時に、

「西口公園にいきたい!」というような子供でした。

いけふくろうとの記念写真が実家に残っていたはず(笑)

まあいまも十分子供だけどね。)

 

単行本で全部集めていたはずなのに、

きっと実家を離れる際に売ってしまったんですね

いま手元には「電子の星」と「反自殺クラブ」の単行本、それに宮藤官九郎脚本がありました。

 

社会人の力を使ってすぐに買い戻したいと思います。

でも単行本、重たいんだよな〜(笑)

 

ドラマもDVDを借りて何度も観ました。

原作のタカシも超クールでカッコイイけど、

いい意味で壊して演じられたクレイジーな窪塚のタカシも大好きでした

キャストも豪華でしたね。

長瀬はリアルマジマ・マコト。

 

 

本題。

まず帯の「進化した池袋で、あの男たちにまた会える!」で痺れました。

最高ですよね。

 

学生ぶりに読んだIWGPは、

新しいものを読んでいるのにとても懐かしかった。

 

そこで生活をちゃんとしていて時が流れていると感じさせてくれる登場人物の変わらなさと、バチバチのリアリティ。石田衣良さんのセンスの良さ。端から端までカッコイイです。

 サルが出て来たとき「なつかし!サルじゃん!」って思っちゃったもんね(笑)

 

 

本を読んでこんなにアツくなれることない!

って感じさせてくれた作品です。

 

「憎悪のパレード」今年の24冊目です。

まだまだだな〜〜!!

読書強化月間中です

 

 

こんばんは、今年19冊目読了しました。

 

年始に「一年で100冊目標」をかかげ

感想ノートをつけはじめた私ですが、

どうしても読み進めるのが苦痛な一冊があり、

本を読むことを避けていたのですが

やはり自分好みの面白い本を読んでいると

本当に読書中心の生活になってしまうくらい、のめり込めるものですね。

 

 

【読了メモ5月編】

・ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海

・働く男/星野源

・脳男/首藤瓜於

ヒトリシズカ誉田哲也

・13階段/高野和明

・ガールズ・ブルー/あさのあつこ

 

5月は以上6冊です。

 

上2冊は前のブログに諸々書いてしまったので省略。

5月に読んだ残り4作の中でも私の中でダントツ好評価なのが「13階段」です。

 

すっごいおもしろかった!!

小説を読んでて久しぶりに、えー!って声出た作品。

伏線も綺麗に全部回収されてて大満足ですし、

登場人物の人間味や苦悩、切なさがなんかよかった。するする読めました。

死刑制度について、仕事として死刑執行する刑務官についても考えさせられる作品でした。

 

 

今まで自分の好きな作家さんのをひたすら読むスタンスでいたけど、すごくもったいないことだと実感。

好き嫌いせずもっと色んな作家さん読んでみよう!と思わせてくれました。

 

今月に入って取り憑かれたように読み続けて既に5冊読めたので、また振り返ったときに何冊になってるか楽しみだな。

 

先程読み終わったのは荻原浩の噂。

これから読むのは恩田陸六番目の小夜子です。

 

六番目の小夜子、懐かしいですよね!

小さい頃NHKでドラマやってた気がする。

栗山千明と杏かな?

内容は覚えてないけど栗山千明のセーラー服だけすごい記憶に残ってる。

 

 

くれぐれも、夜更かしには気をつけます。

働くってなんだろう

 

お久しぶりです。あたたかくなってきました。

窓を開けて風が抜ける部屋の中で大根をおろしながら、

そういえばブログ書こうと思い立ちました。

冬が終わり窓を開けるとき、私はすこし怖くなります。

でもまだ薄い初夏のにおいを感じることはとても好きです。

 

 

北川恵海著「ちょっと今から仕事やめてくる」

星野源著「働く男」を読みました。

 

一冊目は、本棚を整理していたときに出てきたもの。

一瞬自分で買ったものか分からなかったほど忘れていました。

でもよくよく思い出せば桐野夏生東京島と一緒にレジ持ってった記憶あるわ〜。今このタイミングで発見できたことが奇跡。

なぜなら一週間以上会社を休んでいるからです。言い訳がましいので理由は省略。

 

人と話していて「どんな本読むの?」と聞かれると、

大体「人間が一人以上変な死に方する本を読むよ」と答える私が何故この本を手に取ったかは全く覚えていませんが、普段感動系というか、こういう類の本は選ばないのです。

 

タイトルだけで想像できるような本でしたが、精神的不安定になっていた私にとってこの本はすごい刺さりました。状況を重ねることができたからです。

普段当たり前だと感じていること、健康状態じゃ分からないことに気付けたような気がします。これくらい大げさで、でも現実味のある作品って素敵。

映画化されて今月末公開されるそうです。

尚更すごいタイミングで出会えた作品だなあとびっくりしています。

 

二冊目は、今更ですが星野源の「働く男」

さらっと読めたし人間味のある彼らしい文章にほっこりしました。

飾らない普通の人なのに、読んでいて途中ハッとさせられるような一説が紛れていて、すごい人なんだなあと。蛍光マーカー引きたくなります。(笑)

星野源は私の中でわくわくを思い出させてくれる人です。

スーパー普通スターです。これ、褒めてます。

 

仕事に関するものをあえて読むことで、

自分の中で何か変わるかなと思い読みました。

少し気持ちが軽くなったことと、私は書くことも読むことも大好きだったんだ!

と再確認させられました。

 

 

でも窓を開けたまま外出するのは、まだもう少し夏に近づくまで出来そうにないです。

映画「怒り」を観てきました。

 

9/17公開の映画「怒り」を先日観に行ってきました。

同日「君の名は。」も一緒に観てきたのですが、

この後に怒りを観たので感情が尾を引いてる次第です。(笑)

君の名は。もめちゃくちゃ良かったですし、まあ泣きました。

 

もうご覧になった方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、簡単にあらすじを。

 

八王子で起こった夫婦殺人事件、現場には「怒」の血文字が残されていた。

犯人は顔を変え全国逃亡しており、いまだに見つかっていない。

事件から一年、千葉・東京・沖縄にそれぞれ素性の知れない怪しい男が現れ、

それぞれと出会う人々の葛藤が描かれている。

 

※以下、ネタバレ要素含みますのでご注意ください。

 

映画を観てから四日経っていますが、まだ感情を引きずっています。

簡単に言うとすごい!ものすごい!強烈!語彙がない!(笑)

見終わったあと、どうしようもない感情に揺さぶられつづけ、やるせない気持ちで数日過ごしました。

 

田代(松山ケンイチ)・直人(綾野剛)・田中(森山未來)が三者三様に怪しい!

警察が公開したモンタージュ写真であったり報道、ホクロや利き手などの手掛かりが見事に引っかかる。三人とも疑ってしまう要素満載です。

それでも信じたいと思ってしまう。それぞれの男が誰かの支えになってしまう。

 

田代を信じたい愛子、娘を心配する洋平。

娘を信じたいけれどどこか田代を信用できない父親ならではの葛藤。

田代が偽名や過去を偽装する理由も、親なら疑ってしまいそうですしね。

終盤シーンの愛子はもう見てられなかった。歯を鳴らしながら泣きじゃくる愛子と、恐る恐る抱きしめる洋平。もうなんとも言えない感情です。

ただここがハッピーエンドだったのが逃げ場というか救いですね。

 

優馬と直人の関係も深まっていくが、女性と親しげにしているところを優馬に問いつめられてしまう。そして直人と連絡がとれなくなってしまう。

愛した人を信じきれなかったということは本当に切ないしやるせない。

後悔してもしきれないというような優馬の泣きながらふらつく姿はとても印象深く残ったし、直人の儚げで悲しい最期ではあったけれど直人との出会いで少しの時間でも幸福を感じてくれたらと願うばかりで、もう、本当に見ているこっちがやるせない!

分かろうとしない人には分からないというセリフ、ぐっときました。

 

離島で無人島生活を送る田中と出会う泉と辰哉。

心に傷を負った泉と、泉を救えなかった辰哉。

辰哉を支え、味方でいてくれるという田中。

沖縄の社会問題だけで、この沖縄パートだけで一本映画作れそうなくらい濃くリアルな内容なだけにブルっときました。

森山未來演じる田中はもうバックパッカーってだけで怪しさ◎だし田中って安易過ぎるだろって感じだし他二名の不器用で影のある怪しさではなく、明るく仕事もできるあからさまな”いい奴感”がまた不気味でしたね、、、

辰哉の気持ちもすごく心が痛かったし、田中が海に向かっているシーンも何故か胸が痛かった。生き返ると信じていたんだね。

そして何より広瀬すずってすごい女優だったんだなっていう作品です。

今まで特別広瀬すず出演作品を観た訳ではないので比較はできないのですが、CMイメージが強かったもので、ゾワッときました。

そうそうたる俳優陣の演技の中でも、すずちゃんすごいなって改めて思いました。

 

大切な人を信じるということの難しさ、心に残る作品だと思います。

約二時間半と長めの映画でしたが、飽きることなく最後まで楽しめました

多分二時間半じゃ尺足りなかったんじゃないかな、、、

映画じゃ表現しきれない部分も多々あると思うので、まんまと原作の購入を決めました。(笑)

 

拙い文章でしたが、お付き合いありがとうございました!

ヤマグチ