百田尚樹「カエルの楽園」感想と読んだ本まとめ〜7月編〜
今日から8月ですね。早い。
日々何にも追われていないはずなのに早い。
もっと有意義に毎日過ごしたいのに寝て終わる。
みなさん今年の夏はいかがお過ごしですか。
8月一冊目は百田尚樹さんの「カエルの楽園」
私の大好きな人からのオススメで購入&読了。
自分が好きな人がどんな本を読んで何を面白いと思ったのかを想像しながら本屋を探しまわり買って読み始めるまでのワクワクったらないよ。
ただ一軒まるまる5〜6階ある大きめの本屋で在庫検索したら、在るはずなのにどこにも置かれていないっていう事態が発生して恐怖。何軒か回って普段行かない小さめの書店に平積みされてました(笑)
物語のあらすじは、
生まれ育った国を追われ旅に出た二匹のアマガエルが、理想の安住の地として辿り着いた「ナパージュ」という国でのお話。
とても平和なナパージュに住むツチガエル達は、仲間が他のカエルに食べられたりマムシに襲われたり、水やエサに困ることなど有り得ないと考えています。
ツチガエル達はナパージュでの掟「三戒」を守っているから平和に過ごせるのだ、「三戒」こそが私たちを守ってくれると提唱しています。
そんな戒律を不思議に思ったアマガエルは国の様々なカエルたちから話を聞き、誰が正しいのか、何が国にとって良いことなのかを疑問出ししていく。
アマガエル目線で平和な国・ナパージュの結末を見ることが出来る作品。
こんな感じでしょうか。
読んでみてまあ賛否ある作品だろうなと納得。
私に政治的な話が出来る頭はないので二十歳そこそこのガキが書いた読書感想文だと思ってぬるい目で読んでもらえると助かります。
※毎度おなじく興味の有る方読む予定のある方は以下注意お願いします。
物語の登場人物に当てはめられている事物はとても分かりやすく描かれていて、作者から見た日本の現状という感じ。興味のない若者でもこれってあれのこと言ってるんだろうなと察しがつくくらい分かりやすい。
個人的な感想として、私たちは、発言力のある大人やその信者が唱える正しいこと(作中では三戒など)を疑問に思ったり不安を感じながらも反論することなくただ問題から目を逸らしているツチガエル達と同じなのかな、と感じました。
三戒は絶対に破ってはいけないと唱っていた偉いカエル達はみんなウシガエルの下につき機嫌を取ることで生き存え、無関心な若者のカエル達は甚振られ奴隷にされ終わる。アマガエルのソクラテスが言った「三戒とは宗教みたいなもの」というのは端からみたら本当にそうなのかもしれないと思った。
百田さんの本は友人に薦められて二冊ほど読んでいました。面白かった。
代表作であろう「永遠の0」「海賊とよばれた男」は読んでいないけど、放送作家さんだけあって色んな毛色の作品を書く人だな〜という印象。
読み終わったあとの感想がどうであれ、私のように頭空っぽな若者に関心を持たせるという点では評価されるべき一冊なのかなと思いました。
そして7月読んだ本まとめ。
すぐ終わります。
【読了メモ7月編】
・嫌な女/桂望実
・ここは退屈迎えに来て/山内マリコ
・アズミ・ハルコは行方不明/山内マリコ
・3センチヒールの靴/谷村志穂
・ある少女にまつわる殺人の告白/佐藤青南
・殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子
山内マリコさんにはまりました。
地方都市女子あるあるが盛り込まれてて共感できた。
殺人鬼フジコもおもしろかったな〜続編が読みたい。
8月はもう少しまともに冊数読めたらいいかな〜〜
拙い文章に最後までお付き合いいただき
ありがとうございました、また来月!